真面目は性格の長所なのか

真面目とは何でしょうか。

そして真面目とは人の長所、性格の長所となるのでしょうか?

私は真面目とは、決められたことは、決められた通りに、責任を持って行うことと思っています。
すなわち真面目とは、人の基本と思うのです。
決められたことを、決められた通りに行う。
当たり前のようですよね。

でも、決められたことを、決められた通りに行わない人も案外いるものです。
手抜きをする、狡猾なずるい人たちです(要領のよい人たちとは違います)。

真面目な人が真面目に動く、すなわち決められた事が決まった通りにまわっているので、私たちはスムーズな社会生活が送れます。

逆に手抜きをする人が何か作業をすると、その作業に結果として欠陥が発生して、誰かが迷惑を被ります。また、社会的にも重大な損失を招くこともあります。

したがって真面目な人は、社会を正しく、円滑に動かす力でもあるのです。
そして真面目な人とは、規則や責任を重んじる、極めて道徳的な人とも言えるのです。
ですから真面目とは社会的にも評価されるべきものであり、性格の長所となるものであると考えます。

さて、この社会生活を送るうえでは欠かせない真面目ですが、残念ながらこの真面目が評価されない場合もあります。

そのひとつが、就職・転職における面接でのPRです。
「私の長所は真面目です」。
と、面接において面接官に対してPRをしても、それはPRとして評価されにくいのです。
なぜなら真面目は基本だからです。

基本をいくらPRしても、面接ではそれは当り前になってしまうのです。
ですから、真面目を基本として、プラス何らかのPRをした方が、就職・転職での面接では有利に働くのです。

そうですね。
やはり企業、採用する側としては真面目に働くのは当然として、それ以上に、何が出来るのか、いかに企業に貢献してくれるのか、何をしようと思っているのか等、聞きたいところでしょうね。
そうすると面接におけるPRは真面目をPRするより、積極性、協調性、コミュニケーション力、創意工夫、過去の実績、夢等をPRした方が、説得力はあるのだと思います。

真面目とは人の基本です。
真面目な人が居るから、社会は規則正しく動いています。
社会においても真面目さは評価されるべきでしょう。
したがって真面目は性格の長所となります。

でも、もし真面目なだけの人生に物足りなさを感じたら・・・。
真面目という基本を超えた、次のステージに向かう時かもしれません。

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