価値観を変えるカウンセリング

自分らしく生きるために大切なこと。
それは自分らしく在ることです。

自分らしく在り、自分らしく生きる。

そして、そのため大切なことは、私たちを縛る、生き辛さをもたらす、価値観に縛られないことです。

価値観とは、~~こうあるべきという思い込み、~~してはいけないという思い込み、自分が自分に課す理想、古い社会の価値観、古い常識等、様々です。
もちろん社会生活を営む私たちにとっては、良識、道徳、法を尊重することは必要なことですが、自分に生き辛さをもたらす、価値観に縛られることはないと思います。
もう少し自由に・・・。

そして、自分を受け入れること、自己受容を大切に。
自己受容、自分らしく在り、自分らしく生きる。
そして、可能であれば、他者の生き方も受容する。
これらの言葉は、重要な関連性を持っています。

01思い込みからの解放

私たちは生まれてから、親、家庭環境、教育環境、社会環境を通して、自分が生きるため、環境に適応するために、環境に合わせるため、つまりは、置かれている状況に対応、適応するために、様々な考えと、それに基づく行動や態度のパターンを待ちます。

状況・環境に合わせるための、考え方、思考それじたいは問題ないのですが、これが、「~~あるべき論」となると、それが今の自分を縛っていないか、苦しめていないか、手放すことは出来ないのか、見つめなおして、考えなおすことも必要でしょう。

そして、「~べき論」も、それを抱き続ける、その人の生き方の価値観であると言えるでしょう。

価値観を見直して、変えましょう。
そして、新しい考え方、生き方、価値観を創り、今よりも、もう少し楽に生きませんか?

02他者との比較 比較を手放す

私たちは子供時より親や教育システムにより、他者と比較、評価をされ続けて生きてきました。

例えば、兄弟間での比較、親戚の子との比較、同年齢の子、運動能力、成績、活発度等、比較について書きだすときりがありません。
そして、子供時より比較され続けた私たちは、私たちが意識する以上に、様々なことを自分と他者との比較で、自分を位置づけ、価値づけているのではないでしょうか。

比較しない生き方、比較しない価値観もあります。

もちろん、受験、会社の勤務成績、スポーツによる勝負等、評価も絡まり、比較されざるを得ない社会に生きていることも事実です。

これは、カウンセリング云々ではなく、現実です。

でも、比較されざるを得ないこと以外においては、他者との比較は必要でしょうか。

私たちは、他者との比較において自己を知ります。
他者なくては、自分を知ることは出来ません。

でも、必要以上に他者と自分を比較して、自分を責め続けたり、自分を情けないと思ったり、他者を羨んだり、嫉妬したりする必要もないのではないでしょうか。

比較は競争意識を生み、私たちを向上、発展させる原動力でもありますが、必要以上、過剰に他者との比較ばかりしていては、そのことで逆に、自分とは何か、見失ってしまいます。
それは、常に他者本位であり、自分とは何か、自己基準にもとづく生き方が、阻害されてしまうからです。

自分はこれでいい。
自分を受け入れる。
という価値観も必要でしょう。
これも、自分らしく在ること、自分らしく生きるために、大切なことだと思います。

他者と比較して、自己を評価する、価値観。
見直して、手放せることは、手放した方が、楽です。

03自分の理想 理想という価値観との比較

自分は人としてこうあるべき。
自分の人生はこうあるべき。
社会的には、このステータスであるべき。

高い理想はチャレンジ心を呼び起こし、大きな業績にも寄与しますが、同時に、その理想が高すぎれば、高すぎるほど、理想と自分を比較して、理想と離れている自分を責め続け、また、早く理想に近づかなければという焦り、イライラ、さらには不安にも影響します。

理想とは、価値観でもあります。

高い理想は少し下げた方が、自分を受け入れることも出来、今よりも、気を張らない人生をおくることが出来ると思います。

理想は理想として、在っても良いのですが。

大切なことは、自分が自分に課した理想と、自分を比較し続けないことです。
理想は努力目標として、少し理想、価値観を変えましょう。

04社会の価値観よりも自由に

例えば会社に入社後は、定年まで勤務しなければならない。
昔の社会の価値観です。
昔は会社が自分を守り、自分も会社に忠誠を誓う。
その変わり得られるものは、年功序列、終身雇用、退職金、年金。

しかし、この価値観は崩壊しています。
会社が社員を守る意識を、今の企業がどれだけ持っているでしょうか。

だからと言って、簡単に自由に、起業すればいいというものではありませんが。

ひと昔前の高度経済成長時の、価値観には縛られないことです。

私たちはひと昔前より、可能性を模索出来る時代に生きています。
経済的にはひと昔前の方が潤っていましたが、企業神話は崩壊しており、より自由な生き方を選択出来るのです。

今を生きる私たちに、ふさわしい価値観を考え、持ち、生きましょう。

但し、このことには矛盾を含んでいると思われる方もおられるでしょう。
それは、家庭、とくに子供を養育する責任のある方にとっては、経済の安定が第一であり、価値観云々ではないと思われるかもしれません。

確かにそうです。
子供を養育することは、価値観ではなく責任です。

しかし、それでも、日々、日常生活において自分らしく在るため、自分らしく生きるため、思い込み、他者との比較、高い理想に基づく価値観、古い社会の価値観等に縛られていないかを見直し、今よりも、少しでも生きやすい人生を。

05どうしようもない時は どうしようもない

人生の方から、自分が望まない現実を突きつけられることがあり、または、望まない状態になってしまうこともあります

自分ではどうしようもない、自分ではコントロール出来ない、状況、状態になることもあるのです。
私も経験しています。

倒産、解雇、病気等、様々ですが。

自分では何ともしようのない状況、状態になってしまうことが起こることもある。

このような時、嘆き、悲しみ、恨み、自分を責めても、どうしようもない時は、どうしようもありません。

現実を受け入れ、その時を耐え忍ぶしかない時もあるのです。
今の自分は一時的に無力であり、どうしようもない。
その自分を受け入れるのも、価値観の変更です。
自分を責めず、現実を受け入れ、自分を受け入れること。

いずれは、また、前に進むことが出来ると信じて。
耐える時は耐え、自分を維持するためにも、少々強引でも価値観を変える。

とにかく生き延びることです。

すべては、明日のために・・・。
そして、自分らしく生きる日を迎えるために。

06人の価値観を認める 批判しない 様々な人が存在して良い

ここまでは、自分の価値観を見直し、変えて、もう少し生きやすい生き方。
そして、自分を受け入れる、自己受容の価値観。
自己受容は自分らしく在り、自分らしく生きるために、もっとも大切なことです。

さて、人は皆、様々な思い、価値観を抱き、生きています。
いろいろな人がいます。
様々な人が存在して良い、という価値観も必要です。

自分に厳しい価値観を手放すと、人に対する許容は広がるでしょう。

人を批判することも減り、また、人は人、皆、最善を尽くして生きている等と考えることも出来ます。
人に対する価値観を見直すことは、人に対して気を張ることも少なくなり、日常生活そのものが楽になります。
社会は人であふれています。いちいち過剰に反応していては、それだけでストレスが高まります。

すべての人を尊重して云々等、難しいことは書きませんが。
人は人、その人の人生を生きており。

自分は自分。
自分らしく在り、自分らしく生きる。
価値観です。

価値観を見直して、自己を受け入れ、自分らしく在り、自分らしく生きる、そして、他者の存在、生き方も受容する。

今よりも、もう少し生きやすい人生を、一緒に考えませんか。

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