母にほめてもらいたかったこと
私が小学生1年生時の、はじめての母親参観日。
母も来ました。
授業は国語か道徳、先生が紙芝居をされていました。
そして、紙芝居が終わった直後、生徒に感想を求められました。
私は1番に手を上げて、感想を言いました。
その感想が奇妙奇天烈だったのか、個性的だったのか、的を得ていないのか、分かりませんが、保護者も含めてクラス中の人が爆笑していました。
私は当時、なぜ、皆が私の答えで笑うのか分かりませんでしたが・・・。
(今は分かっています。年齢に比して、幼過ぎる答えだった)。
さて、授業が終わり、家に帰ったとたん、母から思いっきり顔を叩かれました。
私はなぜ、叩かれるのか分かりませんでしたが、母は自分が恥をかかされたと激高して、私が帰って来るのを待っていたのでした、そして思いっきり叩いた。
理由も説明せず、いきなり自分勝手な感情に任せて子供を叩く、虐待かな。心のダメージは凄まじい。
私は本当は、ほめて欲しかったのです。
そして、1番に手を上げて、母を喜ばせたかったのだと思います。
でも、私の母への想い、最初に手をあげた勇気は、結ばれることはなく、その逆に恐怖を感じたと思います。
またこのことは脳のダメージとして、残っていると思います。
学校は1学年2クラス(25名程?)の生徒数の少ない学校であり、1年、2年とクラス替えもなく、同じ先生でした。
成績表の備考欄に、先生のコメントが記してあります。
1年
クラスに馴染もうと、活発さもみられる。
2年
おとなしく元気がない、もう少し活発に。
そして、学年が上がるにつれ、徐々におとなしい子になっていきました。
(1人か2人は話が出来る、同じ性格タイプの子はいましたが、大学ではゼロでした)。
おそらく、家庭での母の私に対する接する態度が、私が勉強が出来ないため異常に厳しく、また、嫌々習っていたピアノの影響もあるのでしょう。
家庭での環境・状態が、私の活気・元気を取り上げ、学校での生活態度にも大きく影響しはじめたのです。
私は子供のカウンセリングは受け賜わっていませんので、不登校の問題は詳しくありませんが、家庭内の環境(親子関係)が、学校での生活態度にも深く影響する。
元気がない、話さない等、やがては不登校に発展してもおかしくないと、私の経験から納得しています。
さて、最初に戻りますが、子供が参観日で一番に手を上げて、答えた。
その答えは、一般的に考えるとずれていたかもしれないけど
その子の勇気、個性を認める。その行為をほめる。
私は本当は、母にこれらのことを望んでいたのです。
もしほめる母なら、私の人生もまた違ったでしょう。
この参観日の出来事は、私と母の在り方の、10年後の決定的な出来事のように思います。
10年後、私は反撃を開始します。
但し、暴言・暴力はありません。