仕事一筋 老後は満足されていますか

現役時代優秀、仕事熱心で向上心が強く、仕事一筋。
趣味も人間関係も楽しむことなく、自分が自分に課した仕事、または課された仕事の達成と成功に全力を投じておられる方は少なくありません。

そして、自分自身も優秀と強く認識、自信に溢れ、仕事以外はどうでもいいいという考え方、生き方をされているケースもあります。

生き方と在り方に、間違いはありません。

しかし、生き方と在り方が問題を生じさせることもあります。

例えば、上述の方でしたら、仕事以外、楽しむことを知らない人生。
当然、仕事で大活躍されているのですから、現役時代は問題ないかもしれません。

問題は仕事、現役をやめたとき。

仕事一筋の方が、仕事をやめたとたん、その人は何に、生きる糧を見出すのでしょうか。
年を重ねると、体も思うようには動かない時も多々。

何十年前は優秀でバリバリ働いていても、自分を支えていた仕事はなく、何もやることがないのです。

仕事以外の日常面でも、すべて一人でこなしていたとしても、加齢は残酷なもの。
以前同様のように、体は思うようにいかないのです。

人生の節目において、生きる糧、生きる希望、意味を新しく見つけ、創らないと、日々の人生がつまらなく、また、うまくいかない今の自分を認めず、過去の栄光にしがみつき、今と過去のギャップから、イライラと怒りが生まれ、人生投げ出すような態度をとられ、結果として同年代の方とも、うまく付き合えないかもしれません。

人は年を重ねるごと、自分の置かれている環境・状況は変わるものです。
変わったものを変えることは出来ず、変えることが出来るは自分自身です。

生き方と在り方。
常に変化を意識して、自分の環境や状況の変化に対応出来、気持ちが豊かな生活をおくれるようになることが、今後の幸せの鍵かもしれません。

また、日々無事に暮らせていること、このことに感謝することも大切でしょう。

さて、人生の節目と書きましたが、節目がきたからといって、今までの自分がすぐに変わるものではありません。
5年後、退職等で節目が来ることを認識されているのでしたら、今から、「生き方と在り方」、価値観等、変え始めてもいいのではないでしょうか。

人間すぐには変わりません。

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