自分が許していないことを他者がすることは許せない
自分が自分に許していないことを
他者がそれをする時
私たちはそのことに
怒りを、感じることがあるかもしれません。
10年以上前のことです。
心理学の講座で、円になって座って、ワーク(話し合い)をしていました。
その時、足をブラブラさせて、座っている女性がいたのですが
私はその態度に怒りを感じました。
「ちゃんと座らんか」と、怒りを感じたのです。
感情に正しい、間違いはありません。
脳が勝手に、つくり出すのですから
瞬間、瞬間の感情はコントロール出来ないのですが
でも、この感情の持つ意味は何か?
と、振り返ることは可能です。
あの時の私の怒りの感情は、
人前ではきちんと座るべき
足を自由きままに、ぶらぶらさせてはいけない等
私流の禁止があったのてす。
私が私に許していなかったことを
人がすることを許せなかった。
自分勝手かなと、今では思えますが。
人は人、自由です。
他者に迷惑をかけたり、反社会的でなければ
誰がどう振る舞おうとも、その人の自由です。
当時の私は自分にも厳しく、他者にも厳しかったのでしょう。
自分が自分に許しを与え、自己受容を図った分だけ
人に対する批判心も薄らぎ、寛容になれます。
人に優しくなるには、自分に優しくなること。
すべては、自分であり、人は人なのです。