職場の人間関係も、他の人間関係の悩み同様様々なことで悩みます。
職場の人間関係の悩みが、他の人間関係の悩みと違うとすれば、そこに序列や評価の問題があり、職場内で過ごす時間が一日の大半を占めるということではないでしょうか。
一日の大半を過ごす職場で人間関係が築けないと、孤独、疎外、閉塞感等を感じ、職場に行くことじたいが大きなストレスとなってしまいます。
また職場内にて人間関係が築けていないと、周囲よりの評価も下がり昇進や昇給にも影響が出てしまいます。
では職場の人間関係を築けないこと、職場の人間関係に苦痛を感じる原因として主にどのようにものがあるのでしょうか。
以下、カウンセリングを受け賜わっていて、悩みの原因として多いものを書いていきたいと思います。
もちろん、以下以外の相談、カウンセリングも受け賜わっています。
また併せて、
人間関係の悩みのページも参考としてご一読ください。
01雑談が出来ない
私たちが職場で快適に過ごすためには、周囲との人間関係を築けていることが大きなポイントだと思います。
上司、先輩、同僚、後輩、様々な方と良好な職場にて人間関係が築けているかどうかです。
そして良好な人間関係を築くために大切なことは、日々のコミュニケーションなのです。
日々のコミュニケーションとは仕事の話しばかりではなく、報告連絡相談でもなく、まずは雑談なのです。
雑談とは日々のどうでもいいような話しなのですが、この雑談を通して人はその人なりの人柄を理解出来、また雑談から親密な関係が生まれますので、雑談が出来ないということは他の人との親密な関係が築けないということにつながるのです。
人間関係が築けないと、職場において自分の居場所の問題で悩むことになります。
では、なぜ雑談が出来ないのか。
そこには相手の評価や気持ちを推し量りすぎたり、雑談のコミュニケーションスキルの問題等があるのではないでしょうか。
02自己主張が出来ない
職場（仕事）において自分の主張が出来ないことは、周囲から「何を考えているか分からない人」という評価を受けることにつながり、結果として職場で居ずらさを感じてしまいます。
これも雑談が出来ない原因と同じく、主張したあとの評価を気にし過ぎることが原因かもしれません。
また主張出来ない自分を責めることから自信の低下にもつながります。
自己主張とは雑談同様自分の意見や思っていることを伝えることでもあり、この意味においても自己主張しないと常に周囲に合わせてばかりで、自分を抑え続けることから精神的に疲れてしまいます。
03頼めない
「仕事量過多」、「分からない時」・・・。
一言周囲に助けてくださいと頼めば解決する問題も、頼めないことから問題や仕事を背負い過ぎストレスを溜め続けてしまいます。
なぜ、「助けてください」が言えないのでしょうか。
断られるのが恐いからですか？
断られることが恐いとしたら何を恐れているのでしょうか？
または頼むことに対する罪悪感でしょうか？
人間関係とは助け合って成り立つものです。
職場、仕事についても同じです。
自分が困っている時は、誰かに頼んでもいいのではないでしょうか。
04断れない
職場において、他者からの依頼を受けて仕事等を応援することは円滑な人間関係を形成します。
しかし、自分の仕事量が飽和状態にもかかわらず、他者からの依頼を断らずに引き受けてしまうと、どのような事態になるでしょうか。
自分の責任は果たさなければならず、かつ他者の責任を背負うことにもなり、イライラとストレスを感じ、また断れない自分に対して情けなさを感じたり、遠慮もなく頼んでくる他者に対して怒りを感じておられるのではないでしょうか。
ではなぜ断れないのでしょうか。
断ると何か問題が生じるのでしょうか。
あなたの頼みごとを、職場内の他者はすべて受け入れてくれますか？
自分が手一杯の状態において他者の依頼を断るということは、自分を大切にするということでもあります。
また断る権利もあるのです。
05我慢と抑圧について
さて、ここまで雑談が出来ない、自己主張が出来ない、頼めない、断れないことについて書いてきました。
これらの問題に共通していることは、自分を抑えていること、我慢していることではないでしょうか。
そして自分を抑える、我慢するその本質は、自分を表現することにより、相手からどう思われるか過剰に気になっているのではないかと思います。
もしくは適切な自己表現の方法が分からないことだと思います。
自分を抑え我慢し続けることは、怒りの充満や自己価値の低下、さらには身体の疾患等に発展してしまいます。
カウンセリングでは、なぜ自分を表現出来ないのか、その根本である考え方に焦点を当てると同時に、自己表現のスキルについても考えたいと思っています。
私も人間関係においては多々の悩みを抱えてきました。
会社員時、職場においても、人間関係で悩みました。
私の人間関係、克服経験もカウンセラーとしてカウンセリングにおいて活かしたいと思っております。
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