人に合わせ過ぎる問題について 否定に敏感な心理

私たちが人に合わせ過ぎる問題を抱える時
具体的には、次の2つの問題があると思います。

1 コミュニケーション 相手の会話に合わせ続ける(喜ばせる事に力を入れる)
2 相手の意に従う 相手の意に合わせて動く

どちらも、主体性、自発性の問題を抱えており
簡潔に書くと、自分を大切にしていません。

しかし、なぜ、人は人に過剰に合わせてしまうのでしょうか。

そこには、嫌われたくない、または、良い人に思われたい。
どちらも、同じ意を持つと思います。

そして、人に合わせ続ける人、過剰に合わせ続ける人は、
その根底は、
人からの否定に敏感なのだと思います。

そして、この否定に対する敏感さは
子供時、親が否定的に接っしてくることが多かった。
または、いじめにあった経験。
等より、培われたものではないでしょうか。

子供時に否定、拒絶された経験がありますと
自分ではどうしようもない、防ぐことが出来ない、

否定されることの恐れの感覚が強まり
そこから、自分が否定されないためにはどうすれば良いか
自分を守る方法を意識的に考え、学習、やがては固定化されます。

この方法が、相手に過剰に合わせる、自分を出さないという、

自分を守るための方法なのです。

確かに、会話においても、行動においても
相手に合わせ続ければ、否定されることもなく
良い人とも思われるでしょう。
⇒但し、都合の良い人と思われないことは大切です。

しかし、合わせ続けるとは
自分を抑え続けることであり
合わせ続けた結果、自分が何を思い、考えているのか
分からなくなります。

また、相手の意に合わせて行動し続けると
それは、自分の意に反した行動であり、高いストレスを感じ続けると思います。

相手に合わせて、他者を喜ばすことは出来ても
自己の喜びが、何なのか、分からなくなるのです。

したがって、人に合わせ続けることで悩んでいる方は
その事をやめること。

他者に合わせながらも、自己主張をすること。

そして、そもそも、他者からの否定とは何か
このことを考えることも大切です。

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