子供のストレス

今の子供と、私の子供時を比較すると、日々のストレスの強さは、今の子供の方が強いでしょう。

私の子供時は、いじめの問題はありませんでした。
今は、いじめの問題が深刻であり、子供は常に、「いじめられないように」と、気を遣い、周囲に合わせて、常に一抹の不安を感じているのではないでしょうか。

私の言で書くと、「義務教育」という義務に召集されて、いじめを受けるとは、理不尽極まり。
言語道断。

年令が上がればスマホを使用して、LINEやSNS等に拘束。
楽しめていればいいのですが、やらないと友達にはぶかれる等の理由で、LINEやSNSをするのは時間がもったいない。

また、LINE、SNSは文字の送受信もあり、送信した文字を相手がどう受け取るか不安な面もあり、慎重に言葉を選ぶストレス。

さらに、学習量が私の子供時と比較にならない。
私は子供時、ピアノ、習字、そろばん、水泳、塾と行かされていましたが、今の子供も、親の経済状況によるとは思いますが、習い事は多く、中学受験とか、私の経験した子供の世界ではないなと思って、社会を見ています。

2020年は教育改革。
アクティブラーニング、英語教育の早期化、プログラミングの必修化と、またまた学習すべきことが増える。
(そもそも、アクティブラーニングは察する文化の私たちに、マッチする教育なのかとも思ってしまいますが)。

さて、過去同様、偏差値の高い大学、大企業就職への親の夢の想いは強いようです。
しかし、子供を超えて、親が熱心すぎても、やらせる人生を子供に与えることになるので、懸念していますが。

ある本では、学歴が高いと、一流企業に入れ、それが自信となり、運が良くなるとも書いてありましたが、私は賛成しない。

運を上げるのは、その人の人間性、人格であると思っているからです。
どれだけの学歴等があろうと、人間性に問題があれば、他者との縁を結ぶことも難しく、本当に運が上がるのだろうか?

運とは偶然もありますが、他者によって、もたらされることが多いと、私は思っています。

さて、子供のストレスは半端なく、学校教育、友達関係が強くストレスに影響していますが、親の教育姿勢はどうでしょうか?

親が子供以上に勉学に熱心であると、それにより、子供は一流の企業、公務員、官僚等に就くかもしれません。

でも、それが幸せな人生に結び付くかは不明です。

そして、次のリスクも考えられます。

親が支配的すぎ、自分では何も自主的に出来なくなる。
親の期待を満たすことが出来ず、劣等感、自己否定を持ってしまう。
親がうるさすぎ、親子関係の破綻。
親の期待に添い、大企業に入ったが、仕事内容が合わず辞めたい、しかし、親が今まで、してくれたことを振り返ると、辞めることは親を悲しませることにつながり、辞めることは出来ない。そして、自分で自分を苦しめてしまう。

教育のレベルが上がり、親の教育に対する熱心さが高まることも分かりますが、子供は親のために生きているのではありません。

選択肢、チャンスが広がる人生を子供に与えたいという、お気持ちもあるでしょうが、それとは別の事態が起る可能性も想定してください。

これを防ぐには、親子のコミュニケーションが大事です。

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