他者に振り回される 自分軸(自分自身)

私たちが、他者に振り回され、辛い思い、混乱を感じる時は、どのような事が、私たちに起こっているのでしょうか?

1つ言えることは、「自分軸」が揺らいでいる時、「自分軸」を失いつつある時ではないでしょうか?

(私が思う自分軸とは、自分が自分で地に足をつけて、どっしりと立っている感覚です
もう少し分かりやすく書くと、人の意見に振り回されることなく、自分の意見、思いを貫ける状態です)。

しかし、自分軸が揺らぐ時、そこには、自分が抱えている、不安、心配等、感情の交差があるのではないでしょうか?
その自分が抱えている、心の問題、感情等の揺れのため、自分軸で立っていられない。
(具体的には、疲労、心配、不安、怒り、焦り等で心が安定していない状態)

そして、人は心配、不安に支配されると、平静、冷静な自己を失いやすいものです。

また、心、気力が弱まり、疲れている時は、思考の回転も遅く、自分が何を考えているか整理出来なかったり、酷い時は他者に隙を付かれ騙されたり、それゆえ、怒り、後悔、混乱等、より強い感情に振り回されることもあるでしょう。
そして、これらの感情の結果、より平静、冷静さ等を失い、焦りも加わり、さらに自分軸を失っていくのです。

では、自分軸が揺らぐ例を3つ程、具体的に挙げたいと思います。

1 過剰に人に助けを求めている状態の時
2 気が弱まっている時
3 恋愛・夫婦関係 パートナーの立場がはっきりしない時

過剰に人に助けを求めている状態の時

私たちは悩み事、困ったことが起これば、誰かに話しを聞いて欲しいという気持ち、問題解決を図りたいという思いから、適切と思われる人に相談をすることがあります。
(これは、悩みを解決して、揺らぐ自分軸を立て直したい心理です)。

ここで問題になるのは、悩んでいる本人が、より優れたアドバイス、解決策が欲しいと思い、様々な人に相談をしてしまう時です。

あまりにも、多くの人に相談をしてしまうと、アドバイザーも様々に提案、アドバイスを行い、いったい何が最善の解決策か、どのアドバイスを受け入れるのが良いのか、多々のアドバイスより思考がまとまらず、そのアドバイスを1つ、1つ試す毎に、想定外の事態にぶつかって混乱、さらには、そのアドバイスの背後に、さらにアドバイザーがいたりと、とにかく、悩み事、困り事の相談を多々の人に行うと、良かれと思ったアドバイスも方向性が違っていたりすると、相談者自身が様々な混乱を味わい、どうしい良いか分からなくなり、思考、行動、感情が乱れる結果につながります。

困り事、悩み事のアドバイスは1人の人に任せ、焦らず、解決へ取り組んだ方が良いでしょう。

様々な人に相談して、様々なアドバイスを頂き、それらを実行(従って)していくにつれ、わけの分からない状態に陥り、思っていた結果ではなかった等、失望と怒りの感情に振り回され、さらに自分軸を失ってしまいます。

ただえさえ、悩んでいる時、困っている時は、早く、何とかしたいという焦りもあり、客観的思考も削がれ、自分軸が弱まっている時に、多々のアドバイスが入るのですから、何が何だか分からない状態になるでしょう。

自分自身、他者に振り回されていると、感じられるではないでしょうか。

でも、それは、悩まれている本人が多々の人に相談した結果です。

気が弱っている時

いろいろな事で悩んでいる時、気が弱っている時、誰かに相談する気はないけど、なんか気持ちが落ち込み、どよんとしている時。

人は人を以外と見ているものです。

あなたに甘言を持って近づき、勧誘、高価を架空の物(詐欺)を購入させようとする者も現れるかもしれません。

そして、自分軸が弱まっているあなたは、思考力の減退から、また、考える気力のなさから、その話しに、ついのってしまい、うっかり、契約してしまう。

後で、とんでもない契約をしてしまったと、気づかれることもあるでしょうが、もう、相手とは連絡が取れなかったりと、自己の愚かな判断に怒り、憎しみ、自己憐哀等の感情にさいなまれ、自身の感情に振り回されてしまうことでしょう。

気が弱まって時こそ、脇をしめ、近寄って来る者はシャットアウト、甘言には乗らないと、凛たる姿勢を見せなければなりません。

まずは、悪しき他者は寄せつけないことです。
振り回されます。

恋愛 パートナーの立場がはっきりしない時

恋愛においてパートナーの気持ちが、自分に対してはっきりしない、揺れていると感じた時、きっと、あなたの感情も揺れるでしょう。
そして、はっきりしないパートナーの思い、気持ちを感じれば、感じるほど、あなたの感情も、心配、不安等振り回され、あなた自身、冷静さを失います。

まさに、パートナーという他人に振り回され、自分軸を失っている状態なのです。

恋愛とは、2人で1つのアイディンティティを形成するものであり、パートナーの存在は大切なものです。

そのパートナーとの絆をしっかり保持したい、つながっていたい思いが強ければ、強いほど、煮え切れないパートナーの思い、感情に振り回されるのです。

これも、他者(パートナー)に振り回されるも典型的な例です。

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