居酒屋のママを慕う心
「ママ、ただいま」。
この言葉から、何を連想しますか?
私は社会人の男女が、退社後、居酒屋に入ってきて、そこのママに挨拶しているシーンを想像して書きました。
「ママ、ただいま」。
この言葉からは、彼らの居場所、帰って来るところは、まず、家ではなく居酒屋であることを理解します。
ではなぜ、家に直帰しないのでしょうか?
帰りにくい状態なのでしょうか?
帰っても誰も待っている人がいない、淋しい状態なのでしょうか。
したがって、家に直帰するよりも、居酒屋に寄った方が、気持ちもなごむのかもしれません。
居酒屋には顔なじみの常連もおり、様々な年代の、気心知れた仲間も多いのでしょう。
会社や同年代の友達には言えない、様々な相談事もされているかもしれません。
もしかすると、疑似家族なのかもしれません。
また、居酒屋にはママがおり、ママに相談するため、ママの話しを聞くために、居酒屋に通う常連もいるでしょう。
それだけ、ママの魅力、人柄は絶対であり、グレートマザーの雰囲気さえあるかもしれません。
ママの話し、説教がどれだけ的を得ているかは分かりませんが、それでも、その親身な態度は、お客様の心に響くのでしょう。
せち辛い世の中、ママの存在はありがたいものなのでしょう。
よくよく考えると、仕事が終わって直帰せず、居酒屋を経由して家に帰るって、何かさびしい感じもしますが・・・。
さびしい感じがあるからこそ、様々な人が集まり、本音で語れる、居酒屋(酒場)は、私たちの居場所の1つとして、欠かせないものになっているのでしょう。