心理カウンセリングを受け賜わって13年
私がはじめて心理カウンセリングを受け賜わったのは、2004年4月です。
もう、13年前です。
時の経つのは、本当に早い。
この13年間、私は喜びの頂点、どん底を味わったり、脳の問題(過剰不安)よりひきこもってしまったり、多々の経験をしました。
また、お付き合いする人にも変化がありました。
当然、人生、活動のステージが変わると、人間関係に変化は起こるものです。
しかし、時代の変化・進化は早い。
1つは、経済の流れが急激に変わり過ぎた。
皆、経済においては疲弊しています。
あまり社会、とくに社会保障には希望が持てない。
大学生の半数は、ローンを抱えて進学するとか。
社会人になっても返済は残っており、最初から借金を抱えて一歩を踏み出す。
年金、介護、保育園、少子化問題、親の長時間共働きによる子供の孤立化等、今までの国政運営のツケが噴出しています。
2つめ、そうは言っても、SNS、スマホ等の進化により情報が多く入り、人との交流の在り方も変わり、自己の表現、打ち出し方によっては、人とのつながり、人生の流れが変わり、ビジネスチャンスの創造、迅速、機動性が高く、共生する感覚のつながりの社会になったようにも思います。
しかしデメリットとしては、情報過多によるストレス、また文字での交流が増え、相手が何を言いたいのか推測と、返信の言葉を迷うストレス。
SNS相互監視社会という言葉があるように、つながってはいるけど、監視されている窮屈な感覚。
また酷い場合は、知らない間に詐欺サイトに誘導されていたりと・・・。
利便の良さの背景には、不自由とリスクの高さもあるのでしょう。
私は現在52歳。
SNS、LINE、スマホ、もしていません。
それは、ストレスを感じること、何よりも、面倒くさい。
したがって、SNS、LINE等に熱心な方のお気持ちは、申し訳ないのですが、私には分かりません。
しかし、これらを駆使しないと、人間関係を築くことから取り残されるとか。
また有益な情報を得る機会を失ってしまう。例えば就職活動。
とくに若い方は、そのことを実感されておられるのではないでしょうか。
私は自分の思ったことを好きに、HP上にアップする方が気楽です。
その代わり、一方通でしかなく、広がりは少ないでしょうが・・・。
しかし、どれだけ時代が変化しても、自分の性格を変える等の問題においては、高速化は望めません。
自分の性格で悩んでいる、その性格を変えたい、それはアナログです。
デジタルではありません。
地道に努力すること。
今まで培ってきた長年の性格を変えるので、それなりの年月は必要でしょう。
また、心理学にも発達心理学というカテゴリーがありますが、これも、スマホ等がなかった時代の産物。
スマホ、現代のデジタル化がどのように人の発達に影響するのか、これも見直し、考える必要があるでしょう。
また、VR(バーチャルリアリティ)ゲームの、人の脳に与える影響の問題も、これから浮上してくるでしょう。
IT技術の進化は、いかにそれと付き合うかによって、人の脳への影響につながり、人間性にも、人生にも深く影響すると思います。
話しは最初に戻りますが、日本は貧困の問題、経済の問題の深刻化が進んでいます。
私が心理カウンセラーを目指した時も、すでに不景気でしたが、今ほど深刻ではありませんでした。
もし、今の経済の問題、経済苦の問題が改善されたならば、今抱えておられる、心の問題の半分以上は解決する。
このように思うこともあります。
経済困窮の問題が、生き方の問題、在り方の問題、心の問題に大きく影響しているのです。