目立ちたがりな人の心理 

何かにつけ自分を見せよう、よく見せようとする人がいます。
一般的にこの人たちは目立ちたがり屋と呼ばれています。
では目立ちたがりな人たちは、自分が目立つため、自分をよく見せるために、具体的に何をするのでしょうか。

これは「激しい自己主張」ではないでしょうか。

それでは激しい自己主張とは何をすることか?

それは人前、人の中において自分の主張をこれでもかとすることです。

具体的には次の2つが考えられます。
・自分の意見、主張を延々と行う。
⇒今回の記事は「自分の意見、主張を延々と行う」ことに関して書きます。
・奇抜なファションで街中を歩く。

これらの自己主張は自分を見てくれる人がいなければ主張する意味がありません。
したがって見てくれる人(周囲の人)を対象として自分を必要以上に執拗に出すわけです。

しかし、その自己主張の激しさ(自分の意見、主張を延々と行う場合)は人を不快にさせ、うんざりさせます。
でも彼らはそれに気付いていません。
そして、彼らの自己主張の激しさは、主張で目立つのではなく、周囲をうんざりさせる人として目立つことになるのです。

そして彼らの自己主張の最悪のものが、人を否定してまで自分の主張をすることです。
否定された相手は気分よく思いません。
また、それを見ている人々も不快を感じます。
でも彼らはそれには気付くことがなく何かにつけ、自分の考えを披露し続けるのです。

では次に激しく自己主張することで目立とうとする人の心理を考えたいと思います。

まず目立つとは、何のために行うのでしょう。

これには周囲よりの賞賛を得たいのではないでしょうか。
誰でも周囲よりの賞賛は得たいという思いはありますが、これがあまりにも強い場合は根底に強い劣等感を抱いている可能性があります。
すなわち強い劣等感を賞賛で満たすために激しい自己主張を行うのです。
自分はよく知っている、そんな自分を認めて欲しい、賞賛して欲しいという欲求なのでしょう。

しかし残念ながら激しい自己主張より賞賛や賛同を得ることは出来ません。
得られるのは侮蔑、敵意、否定です。

それ以外にも激しい自己主張には「人格の問題」が考えられます。

「自分は絶対に正しい」と思い込む人格の歪みがあります。
自分が絶対に正しいと思い込むと当然自分以外の考え方は間違っているとなります。
ですから自分と違う意見の人を容易に否定出来るのです。

しかし考え方に正しい、間違っていると判断する根拠はありません。
人各々自分の考えで生きているのですから。
様々な考え、主張があってもいいのです。

また人格に関連してですが、その激しい自己主張をしている人が、何らかに洗脳されている場合もあるでしょう。
昔はそんなに激しく自分の意見を言う人ではなかったのに、数年会わない間に変わってしまった。
このような事例もあると思います。

何かにマインドコントロール、洗脳されていますと、それが絶対となります。
激しい自己主張が何か特定のものに結び付いている場合は、洗脳の可能性もあると思います。

さて、心理カウンセリングは悩まれている方が、自分の問題を解決したい、自分の心の整理をする場です。
激しい自己主張を繰り返す人は「周囲が自分を認めない」ということで悩まれるかもしれません。
もしそうであるならば、周囲という他者を変えたいという悩みなので、心理カウンセリングの対象ではありません。

自己主張。
誰でも主張する権利はあります。
しかし、人を否定してまで主張をしたり、延々と自分だけが話す(これも人の時間を奪っていますので人を否定していることにつながります)。
激しい自己主張は行き過ぎた行為であり、あまり得られるものはないでしょう。

主張ではなく、分かち合うことの方がはるかに大切なのです。
自分も意見を述べ、そして相手の意見も真摯に聞くことです。

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