それでも注目されたかった子供時
私は目立たない子、おとなしい子でした。
私が7歳の時、沖縄が日本に返還されました。
これを記念して、記念硬貨(100円)が発売されました。
父は銀行員でしたので、私は記念硬貨を10枚頂いたと記憶しています。
そして、その硬貨を同級生数人にあげました。
(翌日、返しにきた子もいますが)。
なぜ、こんなことをしたのだろうか?
振り返りますと・・・。
おそらく、注目されたい、感謝されたい。
この気持ちからだと思います。
心理学でいうところの、承認欲求でしょうか。
同じく、小学生低学年の記憶。
公園でたくさんの飴を投げ、皆に飴を競い合わせて取りに行かすことを、喜び(?)としている子供がいました。
私も飴拾いに参加したことがあります。
もちろん、拾った飴は自分のものです。
これも振り返りますと、なぜ、この子は飴を投げていたのでしょうか。
私の記憶ではこの子は母子家庭です。
おそらく、私と同じく注目されたかったのか。
もしくは、自分が沢山の飴を投げることで、皆が競い合って飴を取りに行く姿を見て、自己万能感を味わいたかったのかもしれません。
しかし、心の奥底には淋しさがあったこと、推測いたします。
私が硬貨を同級生にあげた心にも、淋しさがあったのだと思います。
もちろん、これも家族関係から起因して生じていることですが。
子供にとって承認、認められることは、大切であり。
認められることより、自分を育て(自分はOK)ます。
認められないと、この承認欲求を、何か他のことをしてまでも満たしたい。
さらには、注目されたいと、そのために何らかの、行動を取るように思えてしまうのです。