人との距離感

人との距離感が分からない悩みは多いですね。

距離感とはいうのは「感」であり、感覚で在り、感覚で在る以上、人との距離感とは、人によって様々違います。
これが絶対的な人との距離感とは、定義出来ません。

また、人は複数の人と接しますので、他者であるAさん、Bさん、Cさん、それぞれの人に対して、個別の距離感が生じます。

距離感において共通していえることは、どこまで自分が近づいていいのか、話していいのか、または、心を開いていいのか、または離れていいのか、人との接し方、コミュニケーションにおける距離感(感覚)の問題であると思います。

さて、すべての人に対して、同じ距離感で接することは不可能です。

それは、人には相性があり、仲良く出来る、仲良く出来ない、親しみを持てる、どうも好きになれない等、人各々の性格、好みが相性の背景にあるからです。

したがって、人との距離感、関係性は

1 親しい人 よく話す 仲が良い
2 適度な距離感を持って付き合う人 相性はいまひとつかもしれないが、関係は保てる
3 事務的な付き合い 基本的に合わないが、心を開くことなく、適当に話しをする
4 付き合わない 嫌い
(しかし、多少は無理をしてでも付き合わなければならない場も生じます)。
等々に分かれるのてす。

これらが人間関係のパターンであり、この背景はお互いの性格による相性であり、人によって関係性が異なることは、誰でもが納得出来ることではないでしょうか。

さて、人との距離感ですが、この距離感は付き合う人によって、差が生じるのですが、誰と仲良くなれるか、そうではないか等は、少し話してみて、お互いが様子をみながら、距離を測るものです。

したがって、人との距離感が分からいなという悩みについては、まずは、人と話す、付き合ってみる等を繰り返し、自分なりの安全、安心な距離感と、自分にとって安心出来る人かどうかを見極めることが必要になってくるのです。

距離感については、相手が自分にとってどのような人なのか(相性等の把握)、そして、自分なりの安心な距離感を掴むことが必要なのです。
(どこまで自分を出すか、または、踏み込まれることを許すか)。

そして、この2つは経験により把握するものです。
そのためには、人との関係性の場数を踏むことが大切でしょう。

距離感が分からない問題については、場数を踏み、自分なりの距離感と、人を見る判断能力(自己感覚)が必要となるのです。

頭で考えても、ネットで調べても、人との距離感の問題は解決しないでしょう。
人との関係性の実践あるのみです。

そして、人との実践に対して大切なことは、コミュニケーションです。
非言語、言語を含みます。

まずは、挨拶と会釈。
間違っても話しかけてくるなという雰囲気を出さないこと。
そして、簡単なコミュニケーションからはじめ、距離を縮めるか、離していくか判断すること。

また、人間関係は実践において形成されますので、もし、初対面の場に行くとしたら、これは何回か継続して行ってください。
一度だけでは分からない時も多々あります。もちろん、まったく合わない場であれば、一度で十分ですが。

初対面の場では、お互いに緊張しているものです。
ですから、一度だけの参加では分からないことも多々あるのです。
数回参加をして、緊張も緩み、皆リラックスして、自分を出していきます。

たった一度で100%無理等、判断しないようにしてください。

人との距離感が分からない問題は、人間関係形成の問題です。
このためには、努力と継続が必要となってきます。

※但し、人との距離感の問題が、自身が抱える人に対する深い悩み、問題があるのであれば、そちらを優先して解決する必要もあります。

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