妻の精神的虐待
先日、NHKを見ていますと、夫が離婚を考える原因、上から2番目の理由が、妻からの精神的虐待だそうです。
妻からの、精神的虐待とは何でしょうか?
夫のちょっとした素行にキレる。
夫に対して、気にいらないことがあると、怒鳴る。
夫は妻が何をそんなに怒っているか理解不能であり、何をしても、妻が怒るので、やがては妻の顔色を伺い、怯えた生活がはじまる。
家にも帰りたくない。飲んで帰ろう。
しかし、飲んで帰ると、妻が激怒。
いったい自分はどうすればいいのだろう、身の置き場もない。
夫は悩み続けるでしょう。
やがては、身の置き場として、不倫、浮気に走るかもしれません。
なぜなら、そこは居心地の良いパラダイス。
でも、振り返りましょう。
いったい、いつから妻は不機嫌になり、怒り、夫を追い詰めているのか。
いつから、精神的虐待、パワハラ、DVは、はじまっているのでしょうか。
結婚当初からですか?
子供が生まれてからですか?
会社の仕事が忙しくなってからですか?
さて、私たちが誰かに対する怒りに支配される前、怒り続ける前に、どのような感情が、私たちに渦巻いているのでしょうか?
私はそこには、淋しさ、不安、辛さ、孤独があったのではないかと思います。
そして、分かって欲しい気持ち。
私たちのこのような感情は、それを欲しても、満たしてくれない相手に対して、攻撃、怒りの感情へと転化するのです。
なぜなら夫婦だから、そこには共に人生を歩みたいという、気持ちの共有を求めているからではないでしょうか。
夫からすれば、何も問題行動はしていないと言われるかもしれません。
しかし、妻の悩んでいる話し、会話、気持ちを汲む、これらの努力、行為を十分されましたか?
人は皆、分かって欲しいものなのです。
分かってもらえて、安心を得るのです。
鍵は、コミュニケーションと、いたわりです。