想いが現実を創る お金と時間の必要性

最近引き寄せの法則(思考が望むものを引き寄せる)、思考の現実化、私の好きな言葉「想いが現実を創る」これらをテ-マとした本をよくみかけます。

これらの言葉、テ-マはずっと昔からあるものですが、なぜ、今こんなにもスポットライトを浴びているかなと考えてしまいます。

「想いが現実を創る」この言葉から連想するものは何でしょう?
夢と希望でしょうか。

今、日本の現実は格差社会に入っており、また夢を抱きにくい社会でもあると思います。

勝ち組と負け組み、ワ-キングプア現象、名ばかりの残業代のつかない管理職。
例え勝ち組と呼ばれる大手企業で働いている人々でも、天職と冠する仕事に就いている人は少なく、実際にやりがいを持って日々働いている人は何割の人々なのでしょうか。

そして、あまり使いたくない言葉なのですが、収入を規準としての負け組。働いても働いても生活の豊かさを感じられないワ-キングプアの問題。

「自己存在感の希薄な社会」「努力の報われにくい社会」「一旦就職をすると進路変更の難しい社会」「生き辛い社会」に私たちは生きているのです。

したがって、この社会に必要なのは夢、希望、自己の存在を感じることなのです。
だからこそ、引き寄せの法則、思考の現実化、想いは現実を創るという言葉が脚光を浴びているのではないでしょうか。

言葉の力は強力です。魔術の如くパワ-があります。
不思議にも希望すら与えてくれます。
強く想っていれば人生が開く、生き辛さから脱却出来る、希望をもたらしてくれるのです。

では、想いが現実を創る。人の想いが現実を創り上げるためには何が必要なのでしょうか。
当然のことながら想っているだけでは、現実化しないことはお分かり頂けると思います。

したがって想いが現実化するためには、チャンス、人との出会い、人脈、学習すること、チャレンジ、行動と様々な要因が必要なのです。

でも、一番必要なもの。
実はお金と時間なのです。
(想いの種類にもよると思いますが、自分が何かを始めよう、特にビジネスを始める場合は絶対だと思います)

想いが叶えばお金は当然入ってくるでしょう。
しかし、想いを叶えるためには、投資が必要なのです。

お金は回りまわって自分のもとへ戻ってくるとよく言われていますが、最初に投資するお金がないと、お金も自分のもとにまわってこないのです。想いは叶わないかもしれないのです。
そして時間。時間も想いを叶えるための投資です。

例えば、私の例ですが。
私は2002年6月末に心理カンセラ-を目指して会社を退職しました。

しかし、すぐには心理カウンセラ-として活躍するのは難しいので、まずは就職支援のカウンセラ-として仕事に就き、その後心理カウンセラ-として自分のカウンセリングル-ムを持ち、徐々に心理カウンセリングの仕事を増やしていこうと思っていました。

では、ここで必用なものは何でしょうか。
ひとつは資格です。心理カウンセラ-、キャリアウウンセラ-としての資格なのです。

これらの資格取得には○百万円とかかっています。
そして、資格取得のための学習時間も必要です。
また、カウンセリングル-ムを持つにもお金は必要なのです。(もっと書くと皆さんが今見られているホ-ムペ-ジ。このホームペ-ジ作成にもお金と時間がかかっているのです)。

これはカウンセラ-に限らず独立開業を目指す癒し系の職種、ヒ-ラ-、ヒプノセラピスト、アロマセラピスト、リフリクソロジ-、整体すべてにいえることです。
また、他の職種でも当然そうでしょう。
勉強、資格取得のための時間とそれにかかる費用としてのお金。
(仮に資格の要らないビジネスを始めるにしても、投資と準備期間は必要です)。

また、人脈を広げるにも時間とお金はかかります。

想いを叶えるためには、まずはお金と時間が必要なことはお分かり頂けるのではないでしょうか。

では、話しを戻します。先ほどの負け組みと称されるカテゴリ-に属する人々、ワ-キングプアと呼ばれ働いても働いても豊かにならない、社会の歪にはまってしまった人々に、学習するためのお金を工面出来るでしょうか。

人は生きなくてはならないのです。
また、家族がいればその分当然生活費もかかります。

衣食住、生きるために最低限必要なことに全収入をつかってしまっていたとしたら。
どれだけ、何かを成し遂げたいという想いがあっても、そこに投資したくても、経済的事情から出来ないかもしれないのです。
また学びのために使いたい時間も、生活のために働かなくてはならないかもしれないのです。

想いが現実を創る。
その通りだと思います。
でも、人によっては生きること自体が厳しい時もあるのです。

まずは生きること。
そして、自由に出来る多少のお金と時間があること。

創造主としてチャレンジするためにはそれなりの余裕も必要なのです。

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