子育て 親のエゴ?

親は子供に対して様々なことをしてあげます。
また、してあげないと子供は生きていけない。成長しない。
子供が小さいうちは、コミュニケーションも難しく、親が良かれと思ったことをしてあげる。
そして、子供は喜び、親は満足する関係が続くと思います。

しかし、時が経つにつれ、子供も意識を持ち始め、自分がしたいと思うことが出てきます。
この時、親が子供に対していかに向き合うか、子供の性格と人生は変わってきます。

親は子供のためを思い、子供が成長しても様々なことをしてあげることでしょう。
でも、それは親が子供にしてあげたいことであって、子供としては、してもらいたいことでないとすれば、この時何が起こるでしょう。

また、同時に親が子供にしてもらいたいことも出てくるでしょう。
でも、それが子供のしたくないことであれば・・・。

・子供が自分の意思を表明、親と話し合う
・子供が親の気持ちに遠慮して、親の意の通り動く
・子供の主張を親が無視 無理やりにでも親の意に従わせる

さて、ここからは、「親がしてあげたいこと」、「子供にしてもらいたいこと」を、「親の期待」と言葉を変えて書きます。
⇒親がしてあげたいことを期待と書くのは、親が子供の喜ぶ顔を見たいからです。
喜ぶ顔を見たい期待です。

子供が小さいうちは、子供も意思表示が難しく、親が子供の気持ちを汲んで(想像)、親のしてあげたいことを子供にしてきました。
そして、それを子供も受け取り、成長してきました。

しかし、時の変化と共に、子供も意思、意識を持ちはじめ、自分のしたいことが出てきます。
親がしてあげたいことを、子供は拒否(受け取ることを拒否)するかもしれません。
また、子供にして欲しいことも拒否するかもしれません。

そして、子供が自分のしたいことを、また、してもらいたくないことを意思表示した時、親が子供とコミュニケーション。
話し合いが出来るかどうかが、今後の親子関係にとって重要です。

もし、話し合いをすることなく、一方的に親の期待を押し付けたとしたら、それは、親のエゴです。
子供の納得していないこと、したくないことを無理やりやらせる、受け取らせることは、子供の性格と人生に影響を及ぼします。

子供は親のお気に入りの人形ではありません。

また、子供が親の期待していないことを、子供が行ったとしても、それは、子供なりに考えてのことです。
自分(親)の期待しないことを、子供が行って気分を害する、怒るとなると、子供に対する支配の問題を考えなければならないでしょう。

また、子供が親に遠慮して、自分が本当にしたいことを言わず、親の期待に沿って行動することも、子供の性格と人生に影響します。主体性、積極性、意思表示の問題が出ています。

どこまでが、子供のためを思い、どこまでが、親(自分)の期待を満たすために、親(自分)が子供に期待しているのか、親自身も分からないこともあるでしょう。

何回も書いていますが。
子供の様子を見ること。観察。
子供とのコミュニケーションを取る。話しを聞くこと。
これらは、子供を理解するため、望ましい親子関係のためには大切だと思います。

そして、親が自分に問題があると感じるのであれば、それは、過去を振り返る等(自分の子供時の家庭と親子関係)を行い、解決に向けての努力をしてください。

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