親の子に対する心配と侵入 子供に対する人権侵害

親は子供を思い、また、その成人まで子供を育てる責任、プレッシャーから、子供に対して様々な心配があると思います。

発達、友達関係、成績、行い、将来のこと等、様々なことを心配されることでしょう。

親が我が子のことを心配するのは、それは親だからこそ。

しかし、その心配が過剰なものであったら問題が生じます。

子供に対して詮索やあら探しが多かったり、勝手に部屋に入って来て、机の中を荒らしたり。
子供も1人の人間です。
人権があることを忘れてはなりません。

と言っても、何か悪いものを隠しているのではないか、とくに母親は、子供の様々なことを心配される傾向が高いようです。

子供のことを信頼していないのでしょうか?

親によっては、この子はすぐ嘘をつく、悪いことばかりしいる等、仰られるかもしれませんが、もしかしたら、それは親が子供を追い込んだ結果かもしれません。

子供をしつける、社会に適応させる責任は親にあると思いますが、物理的にも心理的にも踏み込み荒らすことは、侵入行為です。

侵入して子供を追い込むと、あまり良いことは起こらないと思います。
その結果が、望まない未来を創るかもしれません。

また、独立して生活している子供に毎日、電話やメールをすることも、子供の自由、時間を拘束することになり、これも侵入行為です。

独立して生活をしていたら、立派な成人と尊びましょう。

それでも、何か心配で連絡等してしまうということであれば、それは親(自身)の心理的な問題と考えます。

過剰な心配がどこから来ているのか。
それは、自分の抱く勝手な心配と不安ではないのか。

もしくは、常に子供とつながっていることを確認したい問題なのか。

心配が過剰になり、監視の問題に発展していないかどうか。

親の心配から子供への侵入するのではなく
子供に対する支配心から、侵入する問題にすり替わっていないか等々。

自分自身を振り返ってください。

最後にもう一度書きます。
子供は1人の人間であり、人権を持っています。

子供に対するいかなる侵入行為も、子供の人権を踏みにじっていると、ご認識ください。

※但し、本当に問題行動を繰り返す子供の場合は、家族だけで問題を抱えずに、適切な専門機関(公的)に相談されることをお勧めします。

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