20歳を超えると 自分を変えることは自分の責任
子供は親や環境に合わせて、懸命に生きていきます。
そして、成長とともに、思考、行動パターン、感覚等
その子なりに、学習していき、やがては1つの固定したパターンを形成します。
例えば私の場合は、親の強制力が強すぎ
私は親を敵と見なしていたと思います。
そうすると、親は敵、どうせ言っても分からない
余計な詮索はするな、介入してくるな、邪魔するな、近寄るなといった
思考、行動パータン、感覚を培ってしまうのです。
そして固定化され、
対社会においても、同じようなパターンで
人と接することになります。
親子関係で学習したモデルを
対人関係の基本モデルとしてしまうのです。
さて、人の脳は18歳~20歳で、いったんは完成されるという説があります。
もし、そうであれば、親の養育の問題、環境の問題を懸命に生きた脳ではありますが
20歳を超えて、対社会で生きるには、親子関係で学んだ、対人関係モデルが適切でなく、親子関係で培った、学んだ、思考、行動、感覚等すべてを変える作業に臨まなければならない人もいるのです。
そうしないと、社会不適応をもたらし、生き辛いのです。
(最新の脳科学では、脳の完成は30超歳説が有力です。2022年7月 1行追記)
でも、いったんは完成されたとされる脳を変える作業です。
人間関係を築くにおいて、どのような考え方、行動、感覚が妥当なのか
すべて再学習しなければ、ならないのです。
親の責任は20歳までと言われていますが
親の影響で培った、生き辛さをもたらす脳を、20歳を超えて
自分で変える作業に臨む。
大変な労力のいることです。
私の場合は、23歳で入社、37歳で退職。
この14年間で、親子関係から培った脳を、
それなりに経験と学習より、変えました。
本音で書くと、なぜ、こんな思いをしなければならなかっのかなという気持ちはありますが
これも、私の運命なのかなと、思うようにしています。
運命であれば、受け入れるしかない。
そして、人生を変える努力も、果たすべき私の仕事、運命。
でも、不思議なもので、人間関係を築ける能力を学習して、高まる程
自分を助けてくれる、良き人との出会いがあったことも事実です。
これも、運命的なものなのでしょう。
いずれにせよ、20歳を超えると
自分を変えることは、自分の責任となりますが
それを助けてくれる人も、都度現れる。
私はそう思っています。